カタールGP後すぐのバーレーンGPでした。
アポさんのサイトでは、Twitterで記載するのとは別の切り口や、どちらかというと私の想いを掲載して頂く場にしていこうと思っています。なるべく毎戦寄稿する予定なので、興味のある方は今後も継続してご覧ください。
さて、カタールGPは見る側としても最高のエンタメとなり、大会を開催して良かったという喜びも感じ、安堵した瞬間が訪れましたが、バーレーンGPは急転直下、中々”楽しめない”結果となりました。
参加されている方や視聴頂いている方にはなんの非もありません。とにかくバグや回線トラブルが残念でした。
特にF2はスタートした瞬間SCが出る、原因と対策が全くわからないトラブルが続出。
結局時間の関係上SCスタートのまま続行。
ちなみに、SCスタートバグは私初見では無かったのでもっと”事前決定をしておくべきだった”と深く反省しております。
バグやトラブルの発生はどうしてもこの時期に大会を開いている以上、避けられません。私に出来る事は発生が予測されるトラブルに事前に予防策を打つことと、予期せぬトラブルが発生した場合速やかに対応し、皆様が円滑に、楽しくF1ゲームをプレイできる環境を整える事です。
今回のSCバグは、見た事がある内容なので前者の予防策が打てるものでした。
具体的には、SCバグが出た時は続行する、PITは自由or禁止だよ などを決めておくというバグが出ても全員が共通認識を持ってその後のレース展開に集中し直すという事が出来たはずです。
私としてはカタールGPで1つ満足感を得た事により、確実に気が緩んでいました。
結果、F2の皆様はSCスタートにより①タイヤ交換義務を果たすためにピットイン
②SCバグを利用したピットはマナー違反では？と考えコースに留まる という2組に分かれる事に。
どちらの判断も決して善悪はなく、特に②の方々はわざわざ気を使って頂いたのに、一旦は不利な状況となるという好ましくない状況が生まれました。
よく災害が起こった際にそれは本当に災害なのか人災なのかという議論が起こりますが、これは私の怠慢という人災です。
不利を被った方はもちろん、レースで上手くいった方も何か気持ちよくない状況になってしまい、誰の為にもならない一番私の理想から通り状況でした。本当に申し訳ございませんでした。今後も出来る限り主催者として、様々な事に気を付け、当大会を最後まで進行したいと思っておりますので、どうかF2バーレーンに出場された皆様はまた次のレースを楽しんで頂けますと幸いです。
F1リーグについては接触もあり、設置した代表審議委員会が初めて稼働し始めました。
これも内外部、どちらからみても”そこまでやる必要があるのか？” ”息苦しすぎる”という意見があるような気がしていますが、作成された経緯は様々な参加者のお声を拾ったからです。
出来るだけ多くの方の意見を聞き、良いと思う物は採用して、当大会と私、そして参加者の皆様全てが成長する事が一番と考えております。
レースゲームでは接触はどうしても避けられない問題であり、面白さでもあります。
接触があった後、一番良く無い終わり方は、互いに”あの人は危ない”とSNSで攻撃し合うような状態になる事だと思います。
元々、同じゲームを楽しむために集まっている仲間同士で、接触はしてしまったものの、競争相手がいるからこそ面白いのに、互いに共存する可能性を潰し合っては、どんどんと楽しむチャンスが減っていきます。
それは本当の目的からは離れていく一方ではないでしょうか。気の知れた、対等な戦いが出来る人がたくさんいた方が面白いはずです。どうしても感情的になるとその辺りを忘れてしまい、ゲーム内で接触しただけなのにまるで相手の人の人柄まで否定してしまうような、激しい怒りでぶつかるような事もあります。
そういった事を防ぎ、冷静になって、今後遺恨なく楽しむための仲裁の場として設けています。
本音で言えば、手間は増えますし自分は神でも無いので誰かを裁くような事もしたくありません。
しかし、参加する方が安心して臨める場所を作る為と信じて進みたいです。
この仕組みがどう機能するか、これもまた私の貴重な経験となりますし。
色々語りましたが、皆さん非常に優しい方が多く、気遣い頂いていると感じております。
また、いろんな意見が出るという事はそれだけこの大会やF1ゲームに熱中しているという事が表れている証拠だと思います。
私にとって、人の心を動かす事が出来る、エンタメを提供するというのは、お笑い芸人がウケて嬉しいという感情と似ていると思います。ようは、やっててうまくいけば楽しいし、うまくいかないと苦しい。でもウケた時の嬉しさがデカいのでまた頑張る、という物が私にとっての大会運営、WorldCupです。