ここシンガポールは壁に囲まれた市街地コースで、レースではトラックポジションが大事になります。
ゲーム側の推奨は2ストップですが、おそらく1ストップ戦略をとってくるドライバーが多いかと思われます。
ポールポジションには今季3度目のFASTEST-ICEMAN選手。予選2番手にはARAKEN918選手、3番手にはzapper0001選手がつきました。
レースのスタートでは大きな混乱は無く、スムーズにレースが始まります。
ところが5周目のS3で4位走行中のMiruNabe-Ponzu選手がスピン、幸いダメージはなかったもののその周にピットに入り、18位まで順位を下げます。
混乱は続き6周目、ARAKEN918選手がピットへ入ろうとしたところで内側にいたマシンと接触、そのはずみで外側にいたCinnamo0116選手とも接触しスピン。Cinnamo0116選手もウイングにダメージを負ってしまいます。
さらに15周目ARAKEN918選手がフロントウイング全損からのリタイヤ。ブラインドコーナーのすぐ先にマシンが残ったもののSCは出ず。実況からは「マーシャルは無能ですね」というコメントも出ました。
幸い、接触しかけたマシンはゴースティングですり抜け、事なきを得ています。
18周目には7位を順調に走行中だったLeclerc-06選手がコーナーでオーバーラン。ポケットに逃げダメージは避けましたが、10位に順位を落とします。
そして23周目、ruler46選手のクラッシュを受けSCが入ります。
ここで、HからSへのリバースストラテジーで上位を伺っていたkurakou0107選手がデルタ無視でドライブスルーペナルティ。大きな痛手を負ってしまいます。
またこのSCの間に上位勢のほとんどがSタイヤへ変更しています。
更に27周目あたりに雨が降ってきます。SC中にステイアウトしていたFASTEST-ICEMAN選手にはかなり苦しい展開です。
と思った28週目に再びSCが入ります。
おそらく残り2周のスプリントレースになるというところで上位10名の中で唯一タイムペナルティを持っていたMiruNabe-Ponzu選手は終盤の大逆転を狙い、インターミディエイトへ交換します。残りの上位勢はステイアウト。
そして次の周にはSCは入り、ハーフウェットでのスプリントレースが始まります。
24週使ったHタイヤのFASTEST-ICEMAN選手はかなく苦しそうではありながらなんとか3位、4位あたりで粘ります。
そしてチームメイトのLIMIX66選手がイン側を狙った際に両者が接触、LIMIX66選手がスピンし後続の多くのマシンが巻き込まれてしまいます。
大混乱のなか、zapper0001選手がうまくすり抜け、4つポジションを上げます。
そのまま集団のままレースフィニッシュに向かうもインターミディエイトへ変更していたMiruNabe-Ponzu選手がここで猛プッシュ。
最終コーナーでカオスな状態をすり抜け6位までポジションを上げるも、ペナルティの影響で11位に繰り下げとなりました。さすがのMr.Elevenというところでしょうか。
最終的にトップチェッカーを受けたのは激しいチームメイトバトルを制したValsheSide選手、2位にはvettel_yui選手が入りメルセデス勢が1‐2、3位にはなんと19番グリッドからchalky-jet1選手が入りました。
終盤にかけて荒れに荒れたレースになり、安定したレースペース、ミスを犯さない集中力、レース全体をまとめ上げる力すべての総合力が問われるレースとなりました。
次戦は4月28日、ロシアGPがドライバーたちを待ち受けます。
トラックリミットが厳しいコースでのアツいバトルを期待しましょう!!
【トップ3】
優勝 ValsheSide選手
2位 vettel_yui選手
3位 chalky-jet1選手
writer/MiruNabe