さて、最後に本コラムのテーマ【心に広いランオフエリアを】について、お話ししたいと思います。
これは、自分がオンラインレースに参加し始めた頃に、別の方が言っていたフレーズで、気に入って自分のオンラインレース時における座右の銘となっています。
オンラインレースでは、接触は当然あるものとして、当てられてもしまっても、それを許せる広い心を持って、レースに臨む事が必要だと思っています。
オンラインレースをしている人のほとんどがいわゆるアマチュアです。
プロドライバーでも無く、運転免許を持っていない人だって、たくさんいるはずです。
レース歴もバラバラな人たちが集まって、レースをするので、当然、わざとでは無くても事故が起こるのは致し方ないと思います。
そもそも、F1レースゲームそのものに、接触に対してペナルティーはあっても、絶対抜かせないようにする、ラインを変えまくるプレーや、ブレーキゾーンでラインを変えるプレーを制限したり、取り締まる機能は無いので、参加者のモラル次第となっています。
そういう、互いを尊重し合い、マナーを守る。気をつけていても、事故にあってしまう可能性が高い環境で、プレーをしているのだ、という自覚を持って、オンラインレースに臨む必要があると、自分は思っています。
もちろん、ぶつけてしまった人をただただ何も言わずに、許しているだけだと、その人の改善にはならないかもしれません。
なので、同じレースを楽しむ物同士、リスペクトの精神を持って、アドバイスしてあげるのは良い事だと思います。
決して、そこに怒りの感情をぶつけてはいけないと思います。
怒っても、新規参入者は増えず、結局レース人口は減り、楽しむ事が出来なくなります。
また、指摘を受ける側も、言ってくれた相手に感謝し、改善に努める、という気持ちを持つ必要があると思います。
そして、綺麗事ばかり言いましたが、100人いれば、100人全員が、そういう気持ちでプレーできるかと言えば、そうではないと思います。世の中、そういうものです。
そういう人たちの中で、オンラインレースをしているのだと、自分の中で消化してから参加すると、事故があっても、楽しめるのではないかな、と思っています。
長くなりましたが、心に広いランオフエリアを、という言葉には、個人的にはそういう想いを込めております。
最後に、大会主催者の方々、そしてそれを特集しているapoさん、いつもありがとうございます。
皆様のおかげで、オンラインレースを楽しめる環境があり、それが盛り上がるよう工夫してくれている事で、幸せになれている人が、確実にいます。
自分も、その1人です。
今後も無理せず、誰かの楽しみ、そして、皆様自身の楽しみのため、運営頂ければと思います。